春になるとかんぴょう巻きを真顔で食べ続けた同期を思い出す。

ソロもん
こんにちは。
朝活ブロガーのソロもんです。
( @yojihan_Solomon )

みなさん、お弁当といえば何を想像しますか?

サンドウィッチ、からあげ、ウィンナー、卵焼き、スパゲッティ

多くの方はこの辺りを思い浮かべると思います。

古から圧倒的人気を誇るお弁当オールスターズです。

こいつらに敵う奴はまずいません。

お昼ご飯にオールスターズ以外を食べる奴なんているわけがない。

僕はそう信じ切っていました。

しかし、僕の信仰を根底からくつがえす強者がいたのです。

今回は僕が入社したての春に遭遇した、

衝撃的ながらホッコリしちゃう

そんなエピソードを紹介します。

新しい出会い

それは入社して初期の頃。お昼ご飯のときでした。

同じ部署のメンバー4人でわいわいと他愛も無い話を交わす、実に楽しいひととき。

ふと、下のフロアから堺という同期がやってきました。

明らかにサイズの合っていない特大スーツを不器用に着こなす、無口そうな男です。

ねぇ、同じフロアに同期がいなくて寂しいから一緒に食べてもいい?
彼のフロアには同期が1人もいなかったようです。
ソロもん
もちろん!
一緒に食べようよ!
僕たちは快く引き受けました。

ソロもん
名前はなんて言うの?
名前は堺。
シャケ兄って呼んでくれ。

事件その1 あだ名を強制

僕たちは度肝を抜かれました。

どこの世界に2ターン目であだ名を強制してくるやつがいるでしょうか?

シャケ兄の所以(ゆえん)は聞きませんでした。

どうせ、堺→鮭→シャケ→兄活用→シャケ兄というクソ浅はかなロジックです。

聞くまでもありません。

僕たちは2ターン目に浅はかなあだ名をぶちかましてきたシャケ兄に対して驚きの顔をひた隠しして、

ソロもん
うん、分かった。
よろしくねシャケ兄
と大人の対応でスルーしました。

事件その2 野球のポジション

ここで会話回しの鬼と呼ばれる僕は質問を変えます。

ソロもん
シャケ兄は仕事終わりに何してるの?
シャケ兄
僕は野球が好きで社会人チームの練習に参加してるんだ!
ソロもん
へぇー!野球やるんだね!
ポジションはどこなの?
シャケ兄
ブルペンキャッチャー

?!?!?!?!?!?

事件その2です。

2ターン目でブルペンキャッチャー

この破壊力は想像以上です。

ブルペンキャッチャーってどんなポジションか知ってますか?

ブルペンと呼ばれるピッチャーの練習場所でひたすら球をキャッチするポジションです。

もちろん、立派な1つのポジションです。ブルペンキャッチャーをバカにするつもりはありません。

しかし、2ターン目に出すには早すぎます

だってまだ初対面です。

関係を築きはじめた初期にいきなりブルペンキャッチャーをぶつけられても、受け取めきれるわけがありません。

キャッチャーでいいじゃないですか

心配しなくても、

ピッコロ
お前本当にキャッチャーか?
ブルペンキャッチャーじゃねぇだろうな??
とマニアックに疑ってくるやつなんてどこにもいません。

僕たちはシャケ兄の放つ魅惑にみるみるうちに引き込まれてしまいました。

  • あだ名はシャケ兄。
  • ポジションはブルペンキャッチャー。

こいつはどこまでのポテンシャルを秘めているのたろうか?

僕はシャケ兄への興味関心が止まりませんでした。

事件その3 まさかの食べ物

その後も仲の良いメンバー4人で会話は進んでいきます。

しかしシャケ兄は全く会話に入ってきません。
そう、シャケ兄は典型的な人見知りなのです。

気遣いマンの僕はところどころでシャケ兄にも話をふり、場をもたしていました。

しかし、さらに事件は起こります。

僕たちが別の話で盛り上がっていた頃。

シャケ兄をチラ見すると信じられない光景が舞い込んできました。

なんとなんと、

かんぴょう巻きをもぐもぐ食べてるじゃありませんか?!?!

しかも手作りの!!!!

※写真はイメージです。

僕はその光景に驚愕し、会話が一言も耳に入って来ませんでした。

だって目の前でかんぴょう巻きを食べてるやつがいるのですから。

恵方巻きとかイベントチックなものでもありません。

ただ普通に日常の一コマで、

ものすごく美味しそうにムシャムシャと、

かんぴょう巻きを食べているんです。

事件その4 ごはんのサイズ

一番の事件は、会社支給の弁当を食べた後にかんぴょう巻きを食べていたということです。

僕たちの会社は弁当のご飯のサイズを大中小と選べるシステムになっています。

シャケ兄はスーツ特注の大柄な男

かんぴょう巻きを+αで食べちゃうぐらいです。

そりゃ、もちろんお弁当のご飯も特大サイズをたいらげる。誰だってそう思うでしょう。

しかし、シャケ兄をなめたらいけません。

彼はなんと、

小サイズを選んでいたのです!!!!

小サイズ!!!!

片手に収まるぐらいのちっこいやつ。

僕たちは唖然としました。

なぜかんぴょう巻き持ってきた?!?!?!

ご飯が足りないからではないってこと?!?!

もう頭の中がだらけだす。

21年足らずの義務教育では理解できるわけがありません。

かんぴょう巻とごはん小サイズのコラボレーション。


この組み合わせを理解するには最低でプラス10年ぐらいの修行が必要です。

事件その5 さらにさらに

シャケ兄が次々とブッ込んでくる素の事件に僕たちはなんとか耐え抜き、何事も無かったように会話を続けます。

しかし、僕たちは完全に油断していました。

シャケ兄はさらにとんでもない爆弾をぶち込んできたのです。

なんと、

2つ目のかんぴょう巻きをリュックから取り出したではありませんか!!

しかもちょっと大きめのやつ!!!

※写真はイメージです

もうここまで来たら我慢できません。

僕はとうとう質問してしまいます。

ソロもん
ねぇ、シャケ兄。
もしかして、かんぴょう巻き大好物なの??
僕の質問に対して彼は信じられないひと言を放ちます。

シャケ兄
いや、別に。お母さんが作って持たせるから食べてるだけだよ。

事件その6 お母さん

はぁ?!?!?!?!

はぁ?!?!?!?!

もう意味不明です。

大好物なわけでもない。

特別なイベントの日でもない。

そのくせ、お弁当のご飯小サイズを選んで、

持参のかんぴょう巻きをむしゃむしゃ食べる。

しかも2つ。(2個目はちょっと大きい)

お母さんが持たせてくる?!

断ればいいじゃないですか!!!

お母さん、僕かんぴょう巻きいらないよ。

ただそのひと言を添えるだけです。

何のエネルギーも要りません。

流石のお母さんも、子供にかんぴょう巻きを2つも持たせたら、職場の人が腰を抜かすことを想像できなかったのでしょう。

だって彼が幸せそうにかんぴょう巻きを食べ続けているのですから。

井の中の蛙大海を知らず

何はともあれ、

僕たちがいかに狭い世界で生きていたのか実感させられた、あっという間の45分でした。

桜の花が咲き始める、肌寒い季節のなか
どこかホッコリした昼休みの1コマです。

 

また今年も春がやってきました。

これから先もが来るたびに
かんぴょう巻きを真顔で食べ続けた
ブルペンキャッチャーシャケ兄との出会いを

僕たちは思い出すのでしょう。

井の中の蛙大海を知らず。
本当に世界は広いものです。

補足
この話は完全なるノンフィクションです。

スポンサー