時代の流れに逆行して、年功序列のメリットを考えてみた。

ソロもん
こんにちは。
朝活ブロガーのソロもんです。
( @yojihan_Solomon )

「年功序列制度の崩壊」
「終身雇用の時代は変わった」

このような言葉をよく耳にするようになりました。

楽天、メルカリ、Amazonのような革新的な会社が次々と誕生している昨今

年功序列システムをとる会社は優秀な若手の流出が激しく、これから廃れていくのではないか?

という見立てです。

しかし、本当に年功序列システムは古い制度なのでしょうか?

いまだに、年功序列システムを多くの会社が採用しているのには何か理由があるはずです。

年功序列システムはまだまだ捨てたものじゃないと私は密かに思っています。

今回は、時代の流れに逆行して、年功序列のメリットについて考えていきたいと思います。

年功序列とは?

年功序列とはどのような制度なのでしょうか?

年功序列の給与システム

企業における年功序列システムとは、勤続年数や年齢に応じて役職や賃金を上昇させる、といものです。

年数を重ねれば、技術もあがるでしょ。という考え方ですね。

たとえば、私の会社では、基本給からスタートして、毎年5000円~10000円程度昇給していきます。

30歳を過ぎて役職がつくと、昇給幅も大きくなり、同期の間でも給料に差がついていくという仕組みです。

年功序列の給与システム

✔ 昇給の仕方が同期と横並び
✔ 年数を重ねれば確実に昇給していく
✔ どんなにさぼってもどんなに頑張っても給料に差がつかない

年功序列が根強く残っている業界

年功序列がいまだに根強く残っている業過として、商社、メーカー、金融、公務員などがあげられます。

一方で、実力主義の会社が多い業界としては、外資系企業、コンサル、ベンチャーなどが挙げられます。

1つ誤解してはいけないのは、

「実力主義」=給料が高い
「年功序列」=給料が安いaaaaaaa


というわけではありません。年功序列でも高給取りの会社はたくさんあります。

給与システムと給与の高低は別問題ですのでご理解ください。

多くの会社が年功序列システムを採用している理由

なぜ日本の会社の多くがいまだに年功序列システムを採用しているのでしょうか?

長く働いてくれる労働者を確保できる

年功序列システムが導入された起源は戦後の高度経済成長期にさかのぼります。

高度経済成長期の20数年間は、日本では黙っていてもモノが売れる時代でした。

どの会社も業績は好調で、生産が増え、人を集めるのに苦労していました。

一方で、戦後の貧困と混乱を経験した労働者は生活の安定を求めました。

一旦採用した人材は、長く会社にいてもらったほうが効率がよいので、終身雇用を採用。

誰もが平等に出世する年功序列システムも社員の均質を高めました。

それが日本人の国民性や時代状況にマッチして、多くの日本企業で定着していった。

という背景があります。

会社としては、長く働いてくれる労働者を確保できる。

労働者としては、生活の安定が保障される。

双方にとってWin-Winの制度だったわけですね。

日本人はみんなと同じであることが好きだから

日本人はみんなと同じであることが大好きです。

同じだと安心しますし、違うと不安を覚えます。

日本人はもともと農耕民族であり、ムラを単位として生活していました。

畑を耕すためにはチームプレイが必要であり、和を乱すことはを意味していました。

だから、日本人の奥深くには、和を重んじ、みんなと同じであることを良しとする習慣が根付いているわけです。

価値観が多様化する現代においてもこの性質は変わらないのです。

会社においても同じです。

ある程度横並びで昇給させることで社員は安心して働けますし、チームプレイをやりやすくなります。

年功序列は日本人の性格に合っているのですね。

年功序列の会社で働くメリット

それでは、実際に年功序列の会社で働く私が感じるメリットを3つ挙げていきます。

チームプレイが生まれやすい

年功序列のシステムをとる会社では、ピリピリとした競争はなく、チームプレイが生まれやすいです。

評価制度が組織の雰囲気に大きく影響することを実感した一例があります。

私が大学時代に在籍していたコースでは、研究室の配属をじゃんけんで決めていました。

理系学生の人生を大きく左右する研究室をじゃんけんで決めるとはふざけた制度だったなと今にして思いますが (笑)

一方で、隣のコースでは、完全なる成績順で研究室を決めていました。

つまり、より多くの単位を好成績でとった人から順に研究室を選べるというものです。

この2つのコースの違いは試験前に顕著になりました。

私のコースでは、過去の問題をグループラインで協力し、わからないことは何でも仲のいいグループをまたいで教え合う雰囲気がありました。

大人数で勉強会を開くことも茶飯事でした。

誰がどんな成績を取ろうが、最終的にはじゃんけんで決めるので、それなら協力し合って単位を取りに行こう!というノリですね。

一方、隣のコースでは、良い情報を持っていても、仲の良いグループ内でしか共有せず、

さらには、共有フォルダにある過去の問題をごっそり削除する強者が現れることもあったそうです。

一度や二度ではなく常習的に、です。

完全に成績で評価されるので、人を陥れることで相対的に自分が優位になるというわけです。

この例からわかるように、

評価が平等(じゃんけん)だとチームプレイの文化ができやすくなります。

一方で評価が成果主義(成績順)だと蹴落としあう文化が生まれやすくなります。

現在、私はこってこての年功序列の会社で働いています。

社風は非常に穏やかで、他を蹴落とす文化もなく、チームプレイの雰囲気が強いです。

上司に媚を売る必要もなければ、見栄っ張りの残業をする必要もありません。

毎日を心穏やかに働けるのは、年功序列のシステムの大きな恩恵の1つだと思います。

人を大切にする制度・社風がある

年功序列システムを採用する会社は、人を大切にする社風が根付きやすいです。

なぜなら、先ほど述べたように終身雇用を前提としているからです。

そのためには、社員が辞めないような環境を作る必要があります。

一方、成果主義の会社では、社員が長く働くことを前提としていません。

なぜなら、結果を出せない人は稼げずに辞めていきますし、実力のある人は転職してキャリアアップを図っていくからです。

この違いは、たとえば

✔  福利厚生制度
✔  社風
✔  一人ひとりの業務の負荷aaaaa
✔  新人の教育制度

a
に大きく影響してきます。

年功序列を採用する会社は、社員に長く働いてもらうことを前提としているため、人を大切にする制度・社風ができやすいのです。

安心して自分の時間に打ち込める

私が思う一番のメリットはこれです。

年功序列の会社では安心して自分の時間に打ち込むことができます。

◎ 読書にふける
◎ 副業に励む
◎ 家族サービスを全力でやるaaaaaa
◎ 筋トレに没頭する

などなど、自己の成長に時間を投資できます。

なぜなら、成果主義ではないので最低限の仕事をこなしていれば給料に差は開かないからです。

他と差をつけるために、無理をして残業したり、勤務外の時間に血眼で仕事のことを考えたりする必要はありません。

仕事が終われば、気持ちを完全に切り替えて、自己研磨に没頭できる。

年功序列の評価システムだからこそできる業なのかもしれません。

まとめ

以上、年功序列が定着した理由とそのメリットについてお話してきました。

年功序列は日本人の性格に合った評価システムです。

まだまだ捨てたものじゃありませんし、これからも無くなることはないでしょう。

しかし、そのシステムに甘んじてできるだけサボって会社にぶら下がろうという考えは禁物です。

年功序列システムは残っても、終身雇用が保障される時代ではなくなってきています。

心の安定が得られるからこそ、そのシステムのメリットを最大限に使って自己の成長に時間を投資し、リスクヘッジを図っていきたいですね。

今日のひとこと

挑戦は安定の土台の上にある

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